2007年 6月

須沢砂防工事の概要

 昭和28年7月20日、早雲地獄源頭部に大地すべりが起こり、須沢に沿って流れ出た土石流は下流強羅橋までの約2kmを流下し、約80万㎥ の土砂を堆積させました。この土石流によって導了尊別院と堰堤17基、観光自動車専用道路(現、県道)延長140m、山林7ha、が土砂に埋没し、20数名の死傷者を出しました。
 昭和28年災害直後より現在までに、源頭部では不安定土石の除去や噴気ガスを抜くための地下排気ボーリング89本を行ない、これより下流では土石流の流出を防ぐため砂防ダム25基、洪水や土石の氾濫を防止する築堤工(導流工)8基、流路工850m の一連の砂防施設を施工してきました。しかし源頭部ではいまだ火山活動が活発で大規模な地すべり性崩壊の危険性が大きく、その地すべり性土石流に対する早急な施設整備が必要となり、このため、水理模型実験等により策定した砂防計画により、早急に砂防施設を整備し、土石流災害の再発防止を行なっております。
                                  ※ 現地、砂防施設案内板より転記

詳しくは、神奈川県小田原土木事務所ホームページ内
河川砂防部 ・ 河川砂防第2課のページに記載されています。



6月27日 「砂防施設案内板」  (1)


6月27日 「第1号砂防ダム工」  (2)


6月27日 「第1号砂防ダム工より早雲山」  (3)



6月27日 「第3砂防ダム工より下流方向」  (4)



6月27日 「第3砂防ダム工」  (5)


6月27日 「第3砂防ダム工より早雲山」  (6)


6月27日 「砂防指定地看板」  (7)


6月27日 「早雲山、須沢 付近の地図」  (8)


6月27日 「(左側)航空写真、(右側)地図表示」  (9)

上記の地図は、当サイト内 「web箱根測量舎GIS」 より、ご覧頂けます。
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